株式投資を成功させる最大のポイントは「知識」です。株式投資は様々な分野の知識を必要とします。そして、その知識は他の金融投資にも活かせるところがたくさんあります。それでは、どのような知識が必要なのでしょうか?
まずは、「経済の知識」です。
投資は経済活動の一部です。投資を行うためには世界経済は現在どのような状態なのか?日本の景気は今後どのようになるのか?など、現在の経済状況と今後の展望を読み解くことが必要になります。このような知識はニュースや本など様々なもので仕入れることができますが、特にニュースなどは見る視点が違ってくると、誤った見方になる可能性もありますので、注意しなければなりません。
現在の株式市場は世界中と繋がっていると思ってください。それは、アメリカの要人の発言や、日本や世界の経済指標の発表に敏感に株価が反応します。このようなこともあり、最新のニュースを仕入れる環境が必要になります。そして、そのニュースを読み取って、今後の経済状況を自分なりに解釈して予測していくことも重要になります。株式市場は経済の先行指数と呼ばれており、景気の動きより先に動きます。よって、株式投資を行うためには現在のニュースだけではうまく投資できないということです。
次に「政治の知識」も必要になります。
経済政策を取り決めるのは政治です。国会で決められた政策、法律により投資環境も変わってきます。このように投資に関わる法律の知識や、今後施行される政策なども知っておく必要があるのです。そして、政権が変わることも大きく、株式市場に動きをもたらします。
例えば、2012年の衆議院解散で民主党の野田政権から、自民党の安倍政権に変わりました。ここから株式市場は大きな下落の動きから上昇の動きに変わりました。このように大きな株式市場の変動には政治というものも大きく関わっているのです。よって、政治に対する知識も必須ということになります。