投資をこれから行っていく上で、1番大切なことを理解しなければいけません。
それは資産を増やしていくということです。資産はただ投資すれば増えていくのでしょうか?
これは違います。資産を効率的に増やしていくためには、ある考え方を理解しなければなりません。それが投資の考え方の大原則といっていいでしょう。
それは、「複利」という考え方を理解するということです。これから複利について学んでいただき、投資について根本的な考え方を身につけていただきたいと思います。
まずお金の増やし方で、2通りの考え方、パターンがあります。1つは「単利」と呼ばれるもの、もう1つは「複利」とよばれるものです。
単利は、最初に預けた元本のみに利息がつく計算方法となります。
例えば、株式投資で100万円を10年間、年利10%の単利で運用した場合、最初の1年目は100万円×0・1=10万円の利益がでます。単利の場合は、2年目以降はどのようになるのかというと、また元本を100万円で始めて、10%の利息がつくという形の繰り返しになりますので、毎年利益が10万円となり、その10年分なので、合計で100万円の利益になります。そこに元本の100万円を足して、10年後に受け取れる金額は200万円ということになります。