基本原則⑦ どんなときも出口を用意しておくこと

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すべてにおいて、最終的な終着点を用意しておくことは重要なことです。物事には始まりと終わりがあります。始めるのは意外に簡単ですが、終わることはなかなか簡単に見つからない場合がたくさんあります。それは投資においても同じことです。

例えば、ある銘柄に投資しようと思った場合、その時点でどのような場合になったら、利益を確定するのか、逆に損した場合に、どのタイミングで損切りを行うのかなど、事前に決めておく必要があります。その最終的な出口、終着点を決めておかないと、その事象が起きた場合に対処できません。プロと呼ばれる投資家は、この出口戦略を重視して投資をしています。今、お伝えしたのはあくまで銘柄を買った場合の話ですが、これをもっと大きな視点で見てみると、投資して、その後皆さんがどうしていきたいのかという投資を行う上での、目標にも行き着くと思います。

 

投資を始めたいと思って、投資を勉強していきますが、なかなか続かなく、途中で投げ出してしまう方も多く見られます。なぜ、そのような状態になってしまうのかというと、投資を行ってどうなりたいのか?投資をしてどのようなことをしたいのか?などの明確な目標がないまま、投資を始めてしまったからです。人は、投資に限らず、何かを行うため、そしてその出来事を完遂するためには、なにかしろ目標がないと続きません。なので、英会話やジムなどに通っても続かない方がいますよね?

投資も同じで、私は投資を始める方には目標を持ってくださいと伝えています。それは、投資してお金がたまったら海外旅行に行きたいなどの物理的なことや、株式投資を学んで、次は不動産投資の知識も学んでいきたいなどの精神的なことでも問題ありません。大事なのは投資を行うこと自体への出口戦略を持つということです。

 

「始めるときにはすでに出口を考えて投資していく。」そのように考えて投資していくことが、賢明な投資家になる大切な考え方の原則です。

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