前回は、空売りの仕組みについてお伝えしましたが、本日は、そのリスクについてお伝えしてきたいと思います。
空売りはリスクも高い手法になります。空売りはあくまで、証券会社から株を借りるということになります。物を借りたら、必ず利息というものがつきますよね?空売りも一緒で、株を借りているということは、証券会社に借りている分の利息を払わないといけません。そして、その他にも「逆日歩」と呼ばれるプレミアム料金みたいなものも払わないといけない可能性もあり、コストの面で現物買いより費用がかかります。この点が、リスクが高いと言わざるおえない1つのポイントになります。
そして、もう1つのリスクとして考えられる事は、空売りでマイナスになった場合、天井が見えないということです。これは、現物買いでは、株価が下がれば必ず「0」で損失が終わります。しかし、空売りは株価が値上がりすると損をします。よって、数学的に天井がありません。なので、株価がどこまでも上がっていく可能性があるということがもう1つのリスクになります。
しかし、お伝えしたこの2つのリスクは理解して対策を練れば、たいしたリスクになりません。コストの面のリスクは必ずかかってくるものにはなりますが、空売りを行うと、どのようなコストがかかると理解していれば、その費用も計算して取引を行えばいいわけです。そして、空売りの損に対するリスクも損切りを適切に行えば、それ以上のリスクを負う必要もありません。どちらに対しても、必要なことはリスクに対処する知識があるかないかということです。以前お伝えしましたが、1番のリスクは無知なことです。投資はきとんと理解すれば、怖くはありません。まずは知識をつけること重要なのです。