次に複利とは、最初に預けた元本だけではなく、利息にも利息がつく計算方法となります。それでは同じ金額で、複利で運用した場合には、どのように変わるのかというと、1年目は同じ100万円×0・1=10万円の利益になります。
単利との違いが出るのは2年目からになり、複利の場合は、2年目の運用を1年目に利益がでた10万円を含めて運用を開始します。よって、2年目は110万円×0・1=11万円の利益になるということです。
3年目も同じように考えると2年目に11万円の利益がでていますので、2年目の元本の110万円に11万円を足して121万円の元本として運用を開始するというような形になります。これを10年間行うと、10年後に受け取れる金額は約260万円になります。
ここでのポイントは単利で運用していくのと、複利で運用していくのでは資産の増え方がまったく異なってくるということです。投資という視点で考えると、「複利」の力を使って運用しなければ資産を形成することは困難だということです。
次回は、さらにもっと現実的な例をお伝えしましょう。