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株式投資 応用編

広く遠く

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『相場観』。

嫌というほど、この言葉出てきますね。笑

しかし、それほど大事なのです。

 

『相場観』を養う際に、気をつけていただきたいことがあります。

それは、『広いところから順に狭いところを見ること』です。

 

投資家の中には、まず最初に企業についての分析を行っていく方がたくさんいらっしゃいます。

会社の決算書を見て、その企業が何をしているのかを調べて、電話したり、現地へ足を運んだり…。

その努力自体は否定しません。

むしろ、素晴らしいことだと思います。

 

しかし、それをする前に1つ考えて欲しいのです。

その企業の業績が、最も影響を受けるものはなんでしょうか?

それは『世界経済』の動向です。

どの企業においても、間違いなく『世界経済』の影響を1番強く受けます。

 

世界にある全ての国の経済は繋がっています。

どこかでお金が動けば、その影響を受けて、他の場所でまたお金の動きが起こります。

 

今の相場状況でお話をすれば、

米長期金利上昇→米国債購入→ドル高→新興国通貨下落

といったような、「流れ」が必ず起こります。

 

このようにして、世界の市場は繋がっているため、次々に波及していくのです。

まずは、この『世界経済』の「流れ」を把握すること。

それから、

投資をする国→業種→企業

というふうに、影響の大きい順で、お金の「流れ」を抑えていきましょう。

 

期間に関しても、

長期→中期→短期

といった順で抑えるのが基本です。

 

小さな波を完璧につかんだとしても、そこに大きな波が来てしまえば、たちまちのみこまれてしまうのです。

まずは、『広く遠く』。

この考え方を常に忘れないようにしましょう。

 

 

 

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