1日の株価の動きが大きくなったとき(例えば1日で日経平均株価が1000円下落する等)、よくニュースなどで理由が解説されていますね。
皆さんはそのニュースでの解説を見たとき、どう思われますか?
あーなるほど、そうなんだ。
と納得されていませんか?
当然、ニュースで解説されている内容によりますが、私が今まで見てきたものは、原因や結果等がごちゃごちゃになって理由として挙げられていることが多々あります。
その原因等は後々お伝えするとして…
ここでお伝えしたいのは、
『1日の株価の動きの理由を考えること自体必要ない』
ということです。
え?何言ってるの?
と思われた方もいらっしゃるでしょうから、
理由もお伝えしていきますね。
もう1度おさらいすると、
投資家は正しい『相場観』を養う、つまりお金の流れを読み、その流れにいち早く乗ることによって利益を得るんでしたよね?
覚えていますか?
では、ここで考えてみてください。
お金の「流れ」を読んでいく上で、『1日の株価の動きの理由』は必要ですか?
というか、そもそもわかると思いますか?
以前の記事で、お金は人が動かしている、つまり人によってお金の流れが決まると言いましたよね。
人が選択を決定するタイミングというのは、人それぞれです。
全員が同じタイミングになることは、まずありえません。
つまり、人によって、買いたいとか売りたいと思うタイミングは異なるということです。
そのそれぞれの人の意思決定を全て読むことができれば、『1日の株価の動きの理由』は明確になるでしょう。
しかし、私たちは、お金の「流れ」つまり「方向性」は読めても、「値段」や「タイミング」までは読めません。
これは投資をする上で極めて重要なことです。
投資家はあくまで、お金の「流れ」に乗ることで利益を得るのです。
「値段」で売買していませんか?
何円になったから買おう、売ろう…
それでは、お金の「流れ」には乗れません。
そして、「タイミング」は「待つ姿勢」が大事です。
淡々とお金の流れの向きに沿って投資すれば、必ずその「タイミング」が来ます。
投資家にとって、『1日の株価の動きの理由』は大して必要ありません。
大事なのは、正しい『相場観』なのです。