『相場観』を養うためには、様々な知識が必要になります。
政治、経済、経営、心理等…
例を挙げればその他にもあるでしょう。
これを言われただけでも、えー…となりそうですが、
だからこそ投資の世界は甘くないのです。
それぞれの項目について大事なところを、
後々、お伝えしていきたいと思っております。
勉強する内容はわかりました。
でも、そもそも『相場観』を養う、
つまり、この先の「正しい」今後の見通しを読むってどういうこと?
ちょっとわかりにくいですよね。
そこで、少し視点を変えてみましょう。
投資をして利益を得るためには、現物取引の場合、
低い値段で買って高い値段で売るというのが、
鉄則中の鉄則です。
(信用取引の場合は逆もありえます、また後々)
ちなみに、現物取引とは、自分の持っているお金を資金として、投資を行うことです。
なので、自分の資金がマイナスになることはありません。
…話を戻しましょう。
では、値段が上がっていく行程で、
いったい何が行われているのかを考えてみましょう。
株の取引は、買いたい人と売りたい人が同じ値段で注文をした時、取引が成立します(これを約定といいます)。
それが連続して発生し、値段が動きます。
買いたい人が多ければ、株価は上がりますし、
売りたい人が多ければ、株価は下がります。
なので、値段が上がっていく場合は、株を買いたい人が多いということですね。
株を買う場合に、必要なもの。
それは、お金です。
皆、お金を出して様々な株を買うと思います。
つまり、株価の動きというのは、
お金の動きを表しているのです。
そして、お金の動きは、
景気などの様々な要因のもと、「流れ」を作ります。
「トレンド」という言葉をよく聞くかもしれませんが、
それは「流れの方向」のことです。
私達投資家は、その「トレンド」つまり「お金の流れる方向」をいち早くつかみ、その流れに乗ることで、利益を得ることができます。
『相場観』を養うというのは、お金の流れがどう動いていくのかを読む作業をするということですね。